保育園入園前 食材チェック 取り組み方 

コラム

食材チェック表の項目が多すぎる…

時間がないのにどうやって進めよう…

保育園入園前、食材チェック表の項目の多さに焦りを感じていたり、取り組む中で心が折れそうなママさん、パパさんが多くいらっしゃるはず。

そんな皆さんの気持ちを少しでも軽くできるように、浮かび上がってくる疑問点を解決しながら、取り組み方について解説していきます。それでは、どうぞ!

この記事はこんな方にオススメ

保育園の入園時書類の食材チェック表ってなに?!となっている方

・保育園の食材チェック表がなかなか埋まらず焦っている方

・入園までに食材チェック表が埋まる気がしない方

取り組む上での3つの疑問点

保育園入園まで時間がない中、たくさんの食材を食べさせなくてはいけない。慣らし保育も始まるし、職場復帰してからは時間も余裕もなくなるし、今のうちに食材のチェック表を埋めたい!

そんな風に取り組んでいく中で浮かび上がってくる疑問点を、まずは解消していきたいと思います。

  1. 初めての食材は手作りの方が良い?
  2. 1つの食材を何回ずつ食べれば良い?
  3. 初めての食材を1日に2つ以上試しても良い?

初めての食材は手作りの方が良い?

全部手作りじゃなくて大丈です。

初めての食材なので、「食材を買ってきて手作りした離乳食を食べさせてあげた方が良いのかな」と悩まれるかもしれませんが、全部手作りで頑張る必要はありません。

そもそも保育園入園時の食材チェックリストの目的は【アレルギー対策】です。

家で1度食材を試しておくということが保育園でのアレルギー対応における安心・安全な対策で、食材チェック表の意味になります。

手作りした離乳食でも市販の離乳食でも、その食材を食べることでアレルギー反応が出るか出ないかを家庭で見守り目的が果たせるので、結論どちらでも大丈夫です。

市販のベビーフードには小麦粉が含まれていることがありますので、小麦のチェックが済んでいるとより安心です。

もちろん家でご飯を作る時に使う食材があれば手作りしてみても良いですし、あまり普段使わない食材は市販のベビーフードで試すなどして、上手く市販のものを使っていくのが良いと思います。

初めての食材を1日に2つ以上試しても良い?

野菜などアレルギーリスクが低いものは2つ以上でも良いアレルギーリスクの高い食材は1種類ずつが望ましい。

急いで食材のチェック表を埋めたいママさんパパさんには朗報です!

もちろん1種類ずつ確認していくのが望ましいですが、保育園入園までに時間がない!と悩んでいる方はこの方法でも十分対応できると思います。

具体的にどの食材なら良いのかを詳しく解説していきます。

まとめて試しても良い食材

  • 野菜類

ざっくりとしていますが、アレルギーリスクが低いのは野菜類です。主にアレルゲンとなる物質はタンパク質に多く含まれますが、野菜類にはタンパク質は多く入っていません。

野菜類の項目数は特に多いので、まとめてチェックできるなら少し気持ちが軽くなりますよね。

ちなみに穀類や芋類でまとめられていることもある、じゃがいもやさつまいもも、野菜類として扱う認識で大丈夫です。

※アレルギーが絶対に起こらないとされている食材はひとつもありません。アレルギーのリスクが低いとされていてもアレルギー反応が出る場合もありますのでご注意ください。

まとめて試さない方が良い食材

一方で重要になってくるのがアレルギーリスクの高い食材です。1つずつ試していくことが望ましい食材を確認していきましょう。

  • 鶏卵
  • 乳製品
  • 小麦製品
  • 大豆製品
  • 肉魚製品 
  • 果物

三大アレルゲンとして知られる鶏卵・乳製品・小麦製品に加えて、たんぱく質のイメージが強い肉魚製品や大豆製品、果物も注意が必要です。

卵は耳かき1さじからってよく聞くけど、やっぱり卵は少ない量から始めた方が良いの?

実は明確な基準はありません。大切なのはアレルゲンのパワーを最低限に減らした状態で食べさせ始めてあげること。20分茹でた固ゆで卵から、白身に接していない部分の黄身を食べさせてあげるようにしてください。

「卵のあげて良い量がわからない!」と思う方は

  • 離乳食用のスプーン1杯分
  • もっと慎重に取り組んでいきたいと思う方は耳かき1杯分
  • 慣れてきたら小さじ1杯分(離乳食用スプーン3~4杯分)

という具合に進めていけば大丈夫だと思います。

果物は加熱した方が良いの?生の方がおいしいと思うけど…

離乳食中期までは果物も加熱してから食べさせてあげるのが望ましいです。果物の酵素は加熱することで働きがするため、アレルギーのリスクが低下してより安心です。

1つの食材を何回ずつ食べたら良い?

可能であれば2回以上が望ましい

この文言は厚生労働省が2019年に発表している保育所におけるアレルギー対応ガイドラインから抜粋したものです。

望ましいという文言からわかるように理想基準となっています。

1回でも問題はないが、2回食べた方が望ましいという認識で大丈夫です。

実際に保育園で管理栄養士をしている友人に話を聞くと、3回以上食べてからチェックをするルールの保育園もあれば、特に回数は定めていない保育園もあるようです。心配な方は保育園の方に確認してみても良いと思います!

まとめ

  • 全部を手作りする必要はない
  • 初めての食材でも複数個まとめて食べても大丈夫な食材がある
  • 1つの食材は可能であれば2回試してみる

お子様の安全のための食材チェック表なので無理をしすぎない

ここまで解説してきましたが、一番大切なのはお子様の安全を第一に考えることです。

安全のための食材チェック表なのに、焦ってしまい「子どもの体調が優れないけど頑張って食べてもらわなきゃ!」と無理をしてしまっては本末転倒です。

「全部食べないと離乳食を出してもらえないし…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、保育園によっては事情を考慮して食べられる食材から提供してくれることもありますので、無理をせず相談してみるのも手だと思います!

離乳食はわからないことが多いので大変かもしれませんが、ママさん・パパさんが無理しすぎないのが1番です。

この記事を最後まで読んでくださっているママさん・パパさんは意欲的に離乳食を頑張ってくださっている方なのだと思います。

お子様のために情報を集めて取り組んで、トライ&エラーを繰り返して。そんな風に育ててもらえているあなたのお子様はとても幸せだと思います。本当にいつもお疲れ様です。

「全然食べてくれない」と焦る気持ちも出てくると思いますが、子どもは意外とたくましく育ちますので、頑張りすぎず市販のものを利用しながらのんびりと取り組んでいきましょう。

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