作っても作ってもどんどん消費されていく離乳食…。せっかく頑張って作った離乳食のストックも、毎日あっという間になくなりますよね。週末に頑張って作り置きをして、平日を乗り切っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ストックはチンするだけで簡単に離乳食が用意できるので便利ですが、まとめてストックを作るとどうしても同じ食材ばかりになってしまうことも。
平日は仕事で週末は何かと予定が入り、離乳食のストックを作る時間が取れない!
とにかく離乳食を作るのが面倒くさい!
そんな方にオススメしたいのが【取り分け離乳食】です。取り分け離乳食とは、大人の食事から離乳食を取り分ける調理方法です。大人の食事をそのまま離乳食として食べられるように工夫したり、調理工程の途中で取り分けたりすることで、離乳食をわざわざ作らなくても良くなります。
取り分け離乳食のコツ
- 調味料は大人の分だけ後からかけて、最小限の味付けにする
- 赤ちゃんがまだ食べられない食材は、だしパックに入れて加熱する
- たんぱく質、野菜を一緒に調理できる料理を中心に
これら3つを意識して取り分け離乳食のレシピを作るようにしています。詳しく解説していきます♪
- 調味料は大人の分だけ後からかけて、最小限の味付けにする
離乳食と大人用の料理で一番大きく違う点は、味付けの濃さだと思います。大人の料理を離乳食に取り分けるためには【離乳食に合わせて味付けをする】ことが大切です。むしろそれさえしておけば取り分け離乳食は簡単です!
実際、味付けを濃くしてしまってもお湯で薄めたり、お湯で塩抜きしたりすれば食べることも出来ますが、工程を減らしたくて取り分け離乳食に取り組んでいる方も多いと思いますので、出来るだけ工程は減らしたいですよね。
なので、薄味で調理をしておいて、離乳食を取り分けてから調味料を追加して味をつけていくか、食べる前に卓上調味料で味をつけるかのどちらかで調理すると良いでしょう。
- 赤ちゃんがまだ食べられない食材は、だしパックに入れて加熱する
キノコ類など月齢によってはまだ消化しにくい食材で、バラバラするようなものはだしパックに入れて加熱しておくと取り分工程でとても便利です。
大人なら野菜を摂ろうと思うとサラダなどで生野菜を食べれば良いのですが、離乳食では野菜も加熱して柔らかくしてから提供する必要があります。
そのため、大人のメニューをたんぱく質と野菜を同時に調理出来る蒸し料理や煮込み料理、具沢山スープやみそ汁にすると工程も簡単で取り分けもしやすいのでおすすめです。
私が作った中で特に簡単な取り分け離乳食のレシピをご紹介したいと思います♪
ホイルで包むだけ!鮭のちゃんちゃん焼き
【作り方】
①アルミホイルを長めに3枚切っておく
②もやしミックスのカット野菜→きのこ→鮭の順にアルミホイルに置いていく(※きのこは大人用にだけ置くようにする)
③離乳食用には大さじ2のお水を入れて、アルミホイルを閉じる
④コップ1杯分のお水を入れたフライパンに、アルミホイルを入れて蓋をして弱火で15分加熱する
⑤加熱している間に調味料(みそ・酒・砂糖)を合わせて電子レンジで1分チンする
⑥③に火が通ったら大人用には④をかけて完成
⑦ここからは離乳食期別の工程です。
【離乳食全期共通】鮭の皮と骨を取り除く。離乳食スプーン1/2のみそを溶かして完成
【離乳食初期(5~6か月ごろ)】鮭と野菜と水分を全部入れて、お湯を足して伸ばしながらフードプロセッサーにかけるorすり鉢でつぶす
【離乳食中期(7~8か月ごろ)】鮭と野菜と水分を全部入れて、フードプロセッサーで少し形が残っているくらいまでかけるorすり鉢で少し形が残るくらいまでつぶす
【離乳食後期(9~11か月ごろ)】キッチンバサミで5㎜角くらいを目安に小さくカットする
【離乳食完了期(12か月以降)】具材を一口大にカットする
炊飯器でほろほろに!手羽元と大根のおだし煮
【作り方】
①大根の皮を剥き3㎝の厚さに切る。(出来ればピーラーで面取りする)
②手羽元を1パック丸ごと炊飯器に入れる
③調味料を入れて炊飯器通常炊飯モードでスイッチオン!
④炊きあがりの時間になったら完成
【離乳食全期共通】大根は外側は筋っぽいので、中央の柔らかい部分を取り分ける(端は大人用)。手羽元の骨と出来る限り血合いを外す
【離乳食初期(5~6か月ごろ)】骨を外した手羽元と大根の中央部分にお湯を足して伸ばしながらフードプロセッサーにかけるorすり鉢でつぶす
【離乳食中期(7~8か月ごろ)】骨を外した手羽元と大根の中央部分と煮汁を全部入れて、キッチンバサミで小さく切る(3㎜角くらいで)フードプロセッサーで少し形が残っているくらいまでかけるorすり鉢で少し形が残るくらいまでつぶす
【離乳食後期(9~11か月ごろ)】キッチンバサミで5㎜角くらいを目安に小さくカットする
【離乳食完了期(12か月以降)】具材を一口大にカットする
家族がカレーの日に取り分けで!ミルクシチュー
【作り方】
①お肉をお鍋で焼く(出来ればノンオイルor少量の油)
②野菜を切ってお鍋に入れる
③野菜が浸かるくらいのお水を入れて煮込む
④カレールーを入れる前に離乳食に使いたい分の野菜とお肉を取り分ける(※お肉は脂身が少ない所を選んであげてください)
⑤キッチンばさみで野菜とお肉を刻んで、粉ミルク少々とコンソメをほんのひとつまみ入れて完成
【離乳食全期共通】お肉は脂身を避けて赤身の部分を中心に取り分ける
【離乳食初期(5~6か月ごろ)】野菜のみ使用。野菜ごとにフードプロセッサーにかけるor全てまとめてすり鉢でつぶす
【離乳食中期(7~8か月ごろ)】キッチンバサミで小さく切る(3㎜角くらいで)フードプロセッサーで少し形が残っているくらいまでかけるorすり鉢で少し形が残るくらいまでつぶす
【離乳食後期(9~11か月ごろ)】キッチンバサミで5㎜角くらいを目安に小さくカットする
【離乳食完了期(12か月以降)】具材を一口大にカットする
【離乳食アレンジ】ケチャップを入れてトマトシチューに♪
【離乳食アレンジ】コンソメを入れてポトフに♪
【離乳食アレンジ】和風だしを入れて肉じゃがに♪
【離乳食アレンジ】カボチャフレークを入れてカボチャシチューに♪
まとめ
忙しいママさん・パパさんのお力になれますように♪参考になりましたら幸いです。
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